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ニキビとは？

ニキビ

ニキビとは、皮脂や古い角質が毛穴に詰まり、そこにアクネ菌が増殖することで生じる炎症性の発疹です。医療用語では「尋常性ざ瘡（じんじょうせいざそう）」と呼ばれ、皮膚疾患の一種に分類されます。顔や背中、胸元といった皮脂腺が多い部位にできやすく、思春期から青年期頃によく見られますが、30代や40代になってから悩まされる方も少なくありません。

大人のニキビは、おでこや頬、口周り、顎などにできやすく、同じ場所に繰り返し現れるのが特徴です。軽度で自然に治るケースもありますが、放置すると悪化して化膿し、ニキビ跡として残ってしまう場合もあります。特に成人では、思春期より肌のターンオーバーが遅くなっていることから、治癒までに時間がかかるだけでなく、跡が残るリスクも高まるため注意が必要です。ニキビ跡を防ぐには、自己判断で対処せず、皮膚科や美容皮膚科などの医療機関で正確な診断を受けることが大切です。早期に適切な治療を行うことで、症状の悪化を防げます。

TYPE

ニキビの種類

ニキビの代表的な症状

皮脂や汚れなどによる毛穴詰まり
主な原因：皮脂や汚れなどによる毛穴詰まり
白ニキビ
表面の皮膚が少しだけ盛り上がり、白い粒状に見える白ニキビは、毛穴の中に皮脂が詰まっている状態。毛穴が閉じていることから、「閉鎖面皰（へいさめんぽう）」とも呼ばれています。炎症は起こっていないため、痛みやかゆみといった自覚症状を感じることは少ないです。
毛穴内の皮脂の酸化
主な原因：毛穴内の皮脂の酸化
黒ニキビ
毛穴の入り口が開いて溜まっていた皮脂や古い角質が酸化し、黒っぽく変色した状態。毛穴が開いていることから「開放面皰（かいほうめんぽう）」とも呼ばれています。炎症は起きていないため、痛みや赤みなどの症状は見られません。
アクネ菌の増殖による炎症
主な原因：アクネ菌の増殖による炎症
赤ニキビ
炎症を引き起こして患部の周りが赤く腫れあがり、痛みがある状態。「紅色丘疹（こうしょくきゅうしん）」とも呼ばれています。赤ニキビまで進行すると、治癒までに時間がかかってしまうほか、跡が残ってしまう可能性も高まります。
毛穴の中に溜まった黄色い膿
主な原因：毛穴の中に溜まった黄色い膿
黄ニキビ
炎症が悪化し、毛穴内に膿が溜まり腫れた状態。「膿疱（のうほう）」とも呼ばれています。痛みを伴い、患部が熱を持つこともあります。
REASON

ニキビができる原因

ニキビができる原因は？

ニキビができてしまう要因はさまざまです。ニキビに悩まされている方は、次の項目が関係している場合も。ご自身に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。

生活習慣

栄養バランスの偏った食事や睡眠不足、運動不足、疲労の蓄積、ストレス、便秘などといった生活習慣は、ホルモンバランスや肌のターンオーバーの乱し、ニキビができやすい肌状態を招くことがあります。ニキビの予防対策には、日々の疲れを溜め込まないよう意識し、十分な睡眠と適度な運動を取り入れながら、規則正しい生活を送ることが大切です。

間違ったスキンケア

誤ったスキンケアも大きな要因の1つ。スクラブ入りの洗顔料や脱脂力の強いクレンジングを使用すると、肌にダメージを与えるだけでなく、皮脂を必要以上に落としてしまう可能性も。肌は乾燥すると、うるおいを守ろうとして皮脂を過剰に分泌するためニキビが発生しやすい状態になってしまいます。さらに、ニキビができた際に隠そうとしてコンシーラーやファンデーションで厚塗りすると、ニキビに刺激を与えて毛穴詰まりやアクネ菌の増殖を促してしまう恐れもあります。

ホルモンバランス

生理前（月経前）にニキビができやすいタイプの方は、ホルモンバランスの変化が影響している可能性も考えられます。一般的に生理前は卵胞ホルモンが減少して、黄体ホルモンが増加します。この黄体ホルモンは男性ホルモンと似た作用があり、皮脂の分泌を促す働きを持つことが特徴です。そのため、肌が不安定になり、ニキビができやすくなるのです。

紫外線

強い紫外線を浴びると、肌表面の水分が蒸発して乾燥しやすくなり、肌のバリア機能が低下します。その結果、肌のターンオーバーが乱れて古い角質が残りやすくなり、毛穴が詰まってニキビの原因となります。ニキビによる肌トラブルを防ぐためには、日頃から日焼け止めを活用したり、保湿ケアを入念に行ったりすることが欠かせません。

MECHANISM

ニキビができるメカニズム

ニキビができるメカニズム

01

毛穴の詰まり

通常、皮脂や汗は毛穴から排出されていますが、何らかの要因で肌のターンオーバーが乱れると、毛穴周りの角質が厚くなって毛穴の出口が狭くなってしまいます。その結果、古い角質や皮脂が中に詰まりやすくなります。

毛穴の詰まり
02

皮脂が酸化する

溜まった皮脂は、次第に毛穴を押し広げ、面皰（めんぽう：毛穴が詰まった状態）として表面に現れるように。やがて空気に触れた部分の皮脂が酸化して、黒っぽく変色していきます。一見すると、ほくろのように見えることもあり気が付きにくいですが、放置するとアクネ菌が増え始め、症状が進行していきます。

皮脂が酸化する
03

アクネ菌によって炎症を発症

皮脂を栄養源とするアクネ菌やその他の細菌が毛穴内部で過剰に増殖すると、炎症が起きて赤ニキビへと進行します。毛穴が盛り上がって目立つようになり、赤く腫れる、触ると痛いと感じる、中に白い芯のようなものができる、といった症状が見られるようになります。

アクネ菌によって炎症を発症
04

炎症の進行・悪化

さらに症状が進行して悪化すると、死滅した白血球やアクネ菌などが集まり、毛穴の中に膿を生成しはじめます。これは、重度のニキビの状態であり、ひどい場合は患部が大きく腫れあがることもあります。

炎症の進行・悪化
05

ニキビ跡として残る

膿が溜まったニキビが潰れたり、外部からの摩擦や刺激を受けたりすると、炎症が真皮層や皮下組織にまで広がって肌に傷が残り、凹みのあるクレーター状のニキビ跡となる恐れがあります。「潰したほうが早く治る」と考えて自己処理される方もいますが、むやみに潰すとそこから細菌が入り込んだり、皮膚組織にダメージを与えてしまったりする危険性も。重症化する前に美容皮膚科や美容クリニックなどの医療機関で、適切な治療を受けられることをおすすめします。

ニキビ跡として残る
TREATMENT AT OUR HOSPITAL

当院のニキビ治療

ニキビの症状と肌質を見極めて適切な治療法を提案

ニキビができると、一刻も早く治したいという想いから、市販の塗り薬やサプリメント、ニキビ専用の基礎化粧品などで対処される方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、ニキビはその種類や進行度によって、適切な治療法が異なります。なかには、種類の異なるニキビが混在している方も。自己判断でのケアは、かえって症状を悪化させてしまう可能性があるため、肌状態に合った的確なアプローチが必要です。

大垣美容クリニックでは、丁寧なカウンセリングと診察・診断を通して、ニキビの原因や炎症の有無、肌質などをしっかりと見極めたうえで、患者様お一人おひとりに最適な治療法をご提案いたします。また、セルフケアでは改善が難しいニキビ跡や色素沈着、クレーターなどに対しても、効果的な施術メニューをご用意しております。岐阜・大垣エリアでニキビにお悩みの方や治療をご検討の方は、お気軽にカウンセリングにお越しください。

今あるニキビだけでなくニキビができにくい肌づくりをサポート

当院では、現在抱えているニキビの症状の改善をサポートするだけでなく、再発を防ぐための予防的な治療にも力を入れております。一般的な皮膚科では内服薬や外用薬による治療が中心となりますが、当院では保険診療の枠にとらわれず、幅広い自費診療メニューの中から適切な治療法を選択可能。ニキビの根本原因を丁寧に見極め、肌トラブルの元にアプローチすることで、ニキビを繰り返しにくい健やかな肌状態を目指します。

また、クリニックでの治療に加えて、ご自宅でのスキンケアや生活習慣の見直しについてもアドバイスを行っており、トータルでのサポート体制を整えています。繰り返すニキビや慢性的な肌トラブルでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

ボディのニキビにも対応

ニキビは顔だけでなく、背中や胸元、腕など体のさまざまな部位にも発症することがあります。特に体のニキビは衣類との摩擦や汗などの影響を受けやすく、自己処理では改善が難しいケースも少なくありません。

大垣美容クリニックでは、体にできたニキビにお悩みの方に向けた専門的な治療も行っております。症状や肌質に合わせた最適なアプローチで、繰り返すニキビの改善を目指します。

ニキビ治療の実績を持つ医師が対応

当院の医師は、これまで多くのニキビ肌のお悩みに対する治療経験があります。ニキビの症状についてお悩みのこと、ご不安に感じていることのほか、肌質改善の方法について知りたいなど、ご要望にお応えいたします。

お一人おひとりの肌状態にマッチした治療をご提案しますので、お気軽にお越しください。

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